楊健 | 信州大学就職促進プログラム

アルバイトを通じて友達が増え,日本語能力がアップ。
自動車メーカーから部品メーカーに対象広げ,内定獲得。

楊健さん/中国出身

楊健さん/中国出身

総合理工学研究科繊維学専攻修了・2018年就職

1. 信州大学に留学したきっかけ

武漢紡織大学に在籍時,アニメなど日本の文化に興味を持っていたことから日本への留学を考えるようになりました。留学先を選ぶにあたって大学の恩師に相談したところ,自らも学んだ経験のある信州大学を勧められ,長野行きを決めました。

2. 就職までの経緯

信州大学大学院では繊維強化複合材料について研究しました。金属などの代替となる,より環境に優しい素材です。

中国で半年間,日本語を勉強してから来日したのですが,当初は話が聞き取れなかったり,思ったように話せなかったりと苦労しました。半年ほどすると慣れましたが,しばらくは授業で分からなかったところは日本人の同期に教えてもらいました。皆,親切でしたね。

学業のほかには,焼き肉店でのアルバイトが思い出深いです。バイト仲間と飲みに行くことも多く,本当に楽しかったです。日本の生ビールは格別です(笑)。バイトでは日本語でのやりとりが不可欠ですから,コミュニケーション能力の向上にも役立ちました。

留学当初は必ずしも日本に残って働こうと考えていたわけではありません。しかし,信州大学で学ぶうち,街はどこもきれいで,外国人にも親切ですし,日本人の友達もたくさんできて,日本で働きたいと思うようになりました。

日本で免許を取得し,マイカーを手に入れてドライブを楽しむうち,車に興味がわき,就職活動は自動車業界に絞って行いました。最初は完成車メーカーに応募したのですが,内定を得られなかったため,部品メーカーに対象を広げ,全部で20社ほどエントリーし,12,3社は面接まで進みました。苦労したのは日本語です。面接時は緊張すると向こうの話が分からなくなってしまうこともありました。

留学前,中国でも就職活動をしたことがあるのですが,中国では面接から採用まで1週間程度で結果が出るのに対し,日本の就職活動は数カ月にわたる点が違います。面接時に自己分析に関する質問がよく出るのも日本独特だと思いました。

内定を得たのは日産車体(本社・神奈川県)1社です。日産グループで開発から生産までを担う会社ですし,信州大学で学んだ材料系の知識も生かせますから,本当に満足しています。

3. 後輩へのメッセージ

これから日本で学ぶ人にアドバイスするとすれば,日本人の友達を作ることを勧めたいです。難しいと思っている人もいるかもしれませんが,決してそんなことはありません。ちゃんとコミュニケーションをとれば、相性の合う人は必ずいます。日本人の友達がいると,大学生活でも就職活動でも助けになりますし,日本での暮らしがより楽しく,より充実したものになると思います。